ホリデーシーズンが終わったニューヨークの冬、顔が痛いほどの冷たい空気と日の短さに陰鬱としませんか?
「何をして冬を乗り切ればいいんだろう」と感じる方は、IDNYCの特典を活用して美術館や博物館に行くのがおすすめです。1年間無料の年パスが作れるので、暖かい室内で充実した時間を過ごすことができます。
今日はそんなIDNYCについて、概要と作成方法についてご紹介します。
IDNYCとは?
IDNYCは、ニューヨーク市が発行する公式の市民IDカードです。
このカードは簡単な身分証明書としても利用できます。日常生活で求められる身分証明書(ID)の提示ではこれで乗り切れますし、万が一なくしてしまってもこれ1枚では悪用されにくいので持ち歩きに便利です。
IDNYCカードの特典
最大の魅力は、美術館や動物園が1年間無料で利用できることです!
例えば
- MoMA(ニューヨーク近代美術館)
- メトロポリタン美術館
- アメリカ自然史博物館
- ブロンクス動物園
- ニューヨーク水族館
などがあります。
上記以外の施設については公式サイトの日本語パンフレット(LLTS_2019_BRC-971_JPN)に記載されています。
無料年間パスは各施設で作成でき、施設の数の制限などはありません。
無料年間パスを作成する場合は、各施設の窓口で「Can I get a free pass for IDNYC?」などと言えば作ってもらえます。
その他のメリットとしては、身分証明書として使用できること、公共図書館の登録時に使えることなどです。
IDNYCカードの作成方法
ニューヨークでの生活が初めてで不安に感じる方も、以下の手順に従えば簡単にIDNYCカードを作成できます。
- 必要書類を準備する
- 必要な書類は以下の2種類、合計4点です。
- 身分証明書(例:パスポート)
- 居住証明書(例:公共料金の請求書や賃貸契約書)
- 公式サイトのDocument Calculatorを使うと、自分の持っている書類を選択でき、追加で何が必要かがわかって便利です。
- IDNYC_Applicant_Document_Guide_2019_JAのガイドからも日本語で確認できます。
- 現地で「それは受け付けられない」などと言われる場合もあるので、できるだけ多くの種類の書類を用意しておくと良いです。
- 必要な書類は以下の2種類、合計4点です。
- 申請書を印刷して記入する
- japanese_14_and_older_application.pdfから日本語の書類がダウンロードできます。
- プリンターがない場合は、現地で受け取り記入することも可能ですが、事前に記載しておくとスムーズな手続きができます。
- 予約を取る
- IDNYC公式ウェブサイト(予約する – IDNYC)にアクセスし、Book Nowを押して予約画面に行きます。
画面上のMake Appointmentか右のApply for an IDNYC Cardをクリックします。
Make Appointmentをクリックします。
カレンダーから日付を選択します。利用可能な日付のみが表示されます。日付が利用できない場合は、その日付に IDNYC が休業しているか、その日付の予約がすべてすでに埋まっている可能性があります。
利用したいエリアと(希望があれば)時間帯を選ぶと、その時間帯に予約可能な登録センターが出てくるので選択します。マンハッタンには3つあります。
詳細な時間を選択して、個人情報を入力すると予約できます。一応希望言語をJapaneseにしますが、日本人のスタッフの方はいない場合が多いと思います。
- 申請場所に行く
- 予約した日時にIDNYCセンターへ行きましょう。
- 申請書を記入し、面接を受ける
- 現地での申請書記入を選択した場合、その場で記入します。
- 英語の書類しかない場合もあると思うので、日本語のものをスクショなどで持っておくと安心です。
- 現地では最初に写真の撮影があり、番号札を渡されるので呼ばれるまで待ち、面接を受けます。
- 面接では、書類を確認されるだけなので、特に緊張する必要はありません。
- 費用は無料です。(私が作った2022年は$10程度かかったような気がしますが無料と書いてあります。クレジットカードで支払えました。)
- カードの受け取り
- 申請が完了すると、数週間以内にカードが郵送されます。住所が正確に記載されていることを必ず確認してください。
- その場で受け取れる受領証のような用紙でも無料年間パスは作れます。カード到着前に年間パスを作りたい場合はそれを持参しましょう。
まとめ
今日は、ニューヨーク市民におすすめのIDNYCの作り方をご紹介しました。
無料の特典でお得に室内施設を楽しみ、寒くて辛い冬を乗り切りましょう!
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