ニューヨークと言えばステーキ。
駐在をしていて、ステーキを食べに行くことはあるだろうか?
我が家は子供が小さいため家族では難しいのだが、夫は会食などで行くことがある。
「夫だけずるい!」と正直思っていたのだが、残りを骨ごと持ち帰ってもらうようにしたら、「今日もステーキ楽しんできてね!」と、むしろステーキ会食を喜べるようになった。
なぜなら、私も家で最高級のカレーとカレーうどんを堪能できるからだ。
今日は、我が家でのNYステーキカレー&カレーうどんの作り方を紹介する。
ステーキは骨まで持ち帰る
ニューヨークのステーキは高級で大きい。
前菜やサイド、デザートまで入れて人数分のお肉を注文してしまうと、食べきれることはほぼないだろう。
だが、大体のステーキ店では、持ち帰るかどうかを聞いてもらえる。
そんな時は、迷わず持ち帰ってほしい。
お肉だけでなく、骨まで全てだ。
高級なお肉からは、最高の出汁が出る。
この出汁を使ったカレーは最高においしい。
リメイク①カレー
持ち帰った翌日はカレーを作る。
出汁がおいしいので、凝った食材は必要ない。
私が使うのは、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、日本のカレールウだ。
野菜類は、全て現地のスーパーで買えるものだ。
カレールウは、日本食スーパーなどで手に入れている。
作り方は、一般的なカレーと同じだ。
野菜を切り、サラダ油で炒め、水を入れて煮込む。
煮込む前に、ステーキをそのまま野菜の上に載せる。

切らずにそのまま載せて構わない。
煮込むとほろほろになってスプーンでも骨が取れる。
(むしろ冷蔵庫から出してすぐは油が固まっていて切り分けにくい。)
煮込み時間は長い方が出汁が良く出ると思う。
ル・クルーゼはオーブンにそのまま入れられるので、コンロで沸騰させて灰汁を取ってから、310℉のオーブンにそのまま入れて1時間煮込んだ。

取れなければナイフ等で骨を取り、塊のお肉を食べやすい大きさに分ける。
私はずぼらなので、鍋の中でキッチンバサミやスプーンで分けたが、一度お肉だけ出して包丁で切っても良いと思う。
あとはカレールウを入れて温めれば完成だ。
私が今まで市販のルウで作ったカレーで、これが過去一おいしいと断言できる。
リメイク②カレーうどん
我が家は大人が二人と子供が一人なので、だいたいカレーが余る。
そんな時に作りたい(余らせてでも作りたい)のが、ステーキカレーうどんだ。
カレーのままでも十分おいしいが結構濃厚な上、大人二人分の量は余らない。
ここで、薄めるという技が生きてくるのである。
追加で必要な材料は、しょうが、ネギ、ごま油、白だし、水、冷凍うどんだ。
しょうがは、現地のスーパーで塊で売っているものを刻んでいる。
ネギはLeekという名前で売っている。Trader Joe’s(トレジョ)にもあることがあるし、アジア系食材に強い現地のスーパーで売っていることもある。
白だし、ごま油、冷凍うどんは日本食スーパーやWeee!で購入できる。
まず、ごま油で刻んだネギとしょうがを炒める。

香りが出てきたら、白だしと水を入れる。
薄まりすぎると悲しいので、大人二人で白だし50ml、水250ml程度を入れている。
この辺はずぼらなので適当にやってしまっている。
カレーを入れてみて濃すぎれば、少し水を足す。

カレーが溶けてふつふつと沸騰するまで弱~中火で煮込む。
5分程度だ。

冷凍うどんをレンジで温めて器に入れておき、このカレー出汁をかければ完成だ。

良い出汁が出ているので、本当においしい。
料理上手だと錯覚してしまうくらいだ。
まとめ:高級ステーキの真骨頂
今日は、高級ステーキで作るカレーとカレーうどんを紹介した。
高級ステーキレストランでは、食べ残しを持ち帰れることが多い。
そのまま食べてもおいしいのだが、家で料理ができるのが駐在者の特権だ。
骨まで煮込むことで上質な出汁が出て、骨の髄まで味わうことができる。
これぞ、NY高級ステーキの真”骨”頂である。
現地の人にも紹介したいくらいだ。
「せっかく高級なステーキを食べに来たけど、お腹が限界だ、、」
そんな時は、その場で無理をせず、ぜひ持ち帰ってほしい。
その後2日間、余韻に浸れるに違いない。
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