こんにちは、ニューヨーク駐在妻3年目のさしみです。
渡米して最初にぶつかる言語の壁。日本語しか使ってこなかった日本人にとって、英語での生活に苦労するのは当然ですが、一度苦い体験をしてしまうと、「もう外に出たくない」「英語を使うのは疲れる」と感じて、ますます引きこもりになってしまいますよね(私も経験済み)。
今日は、私がニューヨークで2年暮らす中で会得した、英語ができないことで引きこもりがちなアメリカ駐在妻が外に出るために必要な勇気を3つお伝えします。
これらの3つの勇気を持つとこんな風になれるかもしれません。
- 行動範囲が広げられる
- 現地の生活に早く馴染める
- 英語でコミュニケーションを取ることへの抵抗感が減る
- 英語を積極的に使うことで結果的に習得が早くなる
渡米直後でこのような悩みがある方はぜひ参考にしてみてください。
※一個人の意見です。
①自分に必要な英語に絞って学習する勇気
英語圏での生活を始めると「英語を上達させなければ」と思わされる機会が非常に多いのですが、英語の上達には時間と労力がかかります。
自分に余裕が出るまで「英語を上達させること」は一度忘れて、自分に必要な英語表現の習得に絞る勇気が必要です。
具体的には、
- 学校での先生やママさんとの会話
- カフェやレストランでの注文
- 電車やバスのトラブル
など、外に出ていくにあたり、自分が一番課題やストレスを感じる生活の中のシチュエーションに直結した表現だけを覚えます。
そして「これを伝えるだけならできる」という状態を作ります。
とりあえず自分が伝えたいことを伝えらえるようになると自信がつき、一人で行動できる範囲が広がります。
その際に便利な方法を2つ紹介します。
駐在生活でありがちなシチュエーション別の会話表現がまとまっています。
冊子内の表現を全て覚える必要はなく、自分がそのシチュエーションの中で一番伝えたい表現だけを覚えれば良いです。例えば、「カフェで注文したい」なら「Can I get a regular coffee?」だけで良いです。
(音声で聞きたければ、駐在妻英会話オンライン講座で冊子内の表現の動画を視聴することができます。14日間無料なのでこの期間で集中して習得するのもありです。)
2.ChatGPTを使ったオリジナルフレーズの作成
生活する中で冊子にはない自分に必要な表現が出てきたら、ChatGPTに英文を作成してもらい、それを自分に必須のオリジナルフレーズとして覚える方法です。
例えば、私の住んでいる地域ではドラッグストアの棚に鍵がかかっており、鍵を開けてもらう必要があるので、
「この棚を開けてもらえますか?=Could you open this shelf? 」
を自分に必須のオリジナルフレーズとして覚えました。
相手に伝わったとき、「これでいいんだ」「またやってみよう」という前向きな気持ちになれます。
②知っている言葉をとりあえず発する勇気
実際に英語で日常生活を送っていると「言いたいのに咄嗟に英語が出てこない!」「何て言えばいいかわからない!」という状況にぶつかることになります。
そんなときは、「文章になっていなくてもいいからとりあえず知っている単語でなんとか伝える」という勇気が必要です。
正しい文法で正しい英語でなくても、相手はわかってくれるからです。もし自分が日本で外国人の方の対応をする際、単語さえ言ってくれれば言いたいことはなんとなくわかりますよね。
これを続けているうちにだんだん英語でコミュニケーションを取ることへの抵抗感がなくなってきます。
例えば、
「Can I get one pound of salmon fillet? (サーモンを1ポンドください) 」と注文した時、
「Which one? (どれにする?)」という質問に対して、
「真ん中の列の一番右がいいです」
と言いたければ、「列って何っていうのかな・・・」「”~がいい”って何て言えばいいんだっけ・・・?」と深く考えてもごもごしてしまうのではなく、
「Center, right, no, your left. 」や指差しで「This」でもいいので勇気を出して瞬時に伝えてみてください。
③聞き返す&諦めて聞き流す勇気
ネイティブの英語は聞き取れないことがほとんどです。
そんなときは、遠慮なく聞き返しましょう。
ニューヨークでは少ないかもしれませんが、エレベーターの中や街中で急に道を聞かれたり、雑談を振られることもあります。(なんでアジア人の私にわざわざ?と思うのですが、相手は恐らく何も考えていません)
こういう場面では一回で聞き取れないことも多々あるのですが、聞き返す勇気を持っていると、雑談を振られたときに会話のチャンスが生まれます。ネイティブとの会話は英会話の学習に大変有効なので、②と合わせて英語の勉強に使わせていただきましょう。
聞き返し表現は「Can you say that again, please? 」「Could you repeat more slowly? 」などがありますが、実際の現場でこんなに長い表現は咄嗟に出てこないので、私は「Sorry?」一択です。これも①の必須の表現として覚えておくといいと思います。
一方で、聞き返しても聞き取れないことも多々あります。そんなときは諦めて聞き流しましょう。私は、英語の上達よりも日常生活の遂行や自分の精神の安寧が優先される状況では、生活や生命に支障がない限り諦めて聞き流すことがほとんどです。
相手は赤の他人で、もう一生会うことはないかもしれません。相手の顔色を気にせず聞き返し&スルーする度胸があると、少し気楽に外に出かけられるのではないでしょうか?
まとめ
今日は、私がニューヨークで2年間生活をする中で会得した、英語が障壁で引きこもりがちなアメリカ駐在妻が外に出るために必要な3つの勇気についてお伝えしました。
私も最初は全然外に出られず憂鬱な日々を過ごしていましたが、少しでも外に出ることによってリフレッシュできることもあると思います。
英語ができないから外出するのが億劫だな、と感じている方の一助になれば幸いです。
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