こんにちは、ニューヨーク駐在妻3年目のさしみと言います。
私はニューヨーク駐在帯同(&退職)が決まってから、こんな理想を描いていました。
本帰国後は、「ニューヨークに3年住んでました」って言って、英語を使う仕事に再就職しよっかな~
・・・甘すぎました。
現実は、
「英語全然聴き取れない」
「言いたいこともろくに言えない」
「周りの日本人みんな英語話せてる気がするのに私は」
「でも何からやればよいのかわからない」
と悩みまくる日々でした。
同じように悩んでいる方、いらっしゃいませんか?
今日は、
- 相手の言っていることが全然理解できない
- 一生懸命話しているのに全然伝わらない
- この状況をどうしたらいいんだろう
と悩んでいる駐在初期の方に、
今は無理するな!
とお伝えする内容になります。
ニューヨークに住み始めて3年目の私が、初期の頃悩みに悩んでたどり着いたこの結論を発信することで、同じように悩む方の気持ちをラクにできたら良いなと思っています。
英語を学んだ方が気持ちがラクになる、という方は下の項目でおすすめのサービスを紹介しているのでぜひご覧ください。
今は無理するな!と伝えたい理由4つ
- 駐在初期は生きるだけでストレスフルだから
- 生命の維持という観点での英語の重要性が低いから
- 一朝一夕で身につくものではないから
- いつかやりたくなる時が来るから
駐在初期は生きるだけでストレスフル
駐在生活は慣れるまで全てをストレスに感じます。
- 日用品すらどこで買えばいいかわからない
- 電車の乗り換えがわからない
- トイレが詰まる
- 時差があるため日本にいる友達や家族にも気軽に連絡できない
- 情報をほとんど英語で入手しないといけない
ストレスの原因は「日本で満たせていた人間の基本的欲求が満足レベルに達していないから」だと考えています。
詳細は「駐在妻のストレスの原因は?マズローに学ぶ初期駐妻の心を健康に保つためのヒント」の記事をご参照いただきたいのですが、駐在生活を始めてすぐは、思っているより疲れています。
英語を習得するための一生懸命やっているつもりでも、
- なんで上達しないんだろう
- 私だけできないのかも
- もっとやらなきゃ
など負のループに陥ってしまい、もっと疲弊してしまうことも考えられます。
土台が安定するまでは「生命の維持に必要ないこと」は後回しにしてもいいと思います。
生命の維持という観点での英語の重要性は低い
もしかすると、私のように
- 子供が未就学もしくは現地校に通っていない
- 英語で最低限のコミュニケーションが取れる連れ(夫もしくは妻)がいる
という場合限定かもしれませんが、
英語で会話をしないと生きていけないという状況は比較的少ないです。
私は渡米当時2歳の子連れだったので、夫が仕事の平日は家か近所の公園かスーパーに行くくらいでした。
生命の維持に必要な食料品の買い物は、Amazon Freshで済ますことができますし、雑貨、薬類などの必需品もだいたいAmazonで買えます。(「【子連れニューヨーク駐在におすすめ】Amazon Freshで買い出しのストレスを解消」の記事を参照)
Amazonでの買い物は、家で英語を調べながら子供が寝た後にゆっくり選べて、遅くとも翌々日には家まで届けてくれるので家から出なくても大丈夫です。
公園に子供を連れてきているのはほとんどナニーさんで、ナニーさんはナニーさん同士で既に交流があり、他人(=英語の話せないアジア人)と話す必要がないので、現地のママさんたちと交流する機会は少ないです。
いざとなれば、翻訳アプリや電話通訳サービスなどもあります。
つまり、日常生活を送るだけなら英語を話せるようになる必要はないということです。
一朝一夕では身につかない
駐在生活では、英語を話せる日本人に会うこともたくさんあります。
その方々に会ったり、話を聞いたりする中で気づいたことは、1ヶ月やそこらで話せるようになるほど、英語は甘くないということです。
世の中には、1ヶ月で英語をマスターとか3カ月でネイティブと話せるようになる、のような教材もありますが、おそらく達成した方は猛烈な努力をしています。
でも、駐在開始当初は「生活の基盤を整えるため」の努力で精いっぱいです。
- 家具や生活必需品も満足に揃っていない
- 毎日の家事や育児で時間が取れない
- トラブルへの対処に日本にいるときよりも時間がかかる
- 生活するだけで肉体的にも精神的にもへとへと
そんな状態ではなかなか追加の猛烈な努力はできないです。
つまり、一朝一夕で身につかないなら駐在初期の今、焦る必要はないです。
いつかやりたくなる時が来る
でも、やっぱり現地にいるからには、英語をもう少し話せるようになりたいなと思うことがあると思います。
例えば、
- 子供をデイケアに預け始めて時間ができた
- 現地のママさんに話しかけられたけど何も答えられず悔しかった
- 同じ日本人で英語が話せる人を見て刺激を受けた
- 一生アメリカで暮らすことになった
など、時期やきっかけはそれぞれだと思いますが、勉強を始めるのは、それからでも遅くないです。
きっとそれは「駐在妻のストレスの原因は?マズローに学ぶ初期駐妻の心を健康に保つためのヒント」でも述べたように、「生きるために必要な欲求」が満たされ、土台が安定してきたからではないかと思います。
私の場合、渡米して1年半くらい経ったころ、子どもが幼稚園に入って時間ができたのでグループ英会話をやってみました。
案の定、全然聴き取れないし、自分が思っていることもうまく伝えられませんでした。その時に、いろんな国の人の話をもっと聞きたいし、日本のことも英語で他の国の人に伝えたいと思うようになり、無理のない範囲で少しずつ英語を勉強するようになりました。
1年続けた結果、自分の言いたいことはそこそこ伝えられるくらいにはなりました。
(私の勉強内容については別の記事にしようと思います)
もちろん、上で述べたように英語を話せなくても生きていけるので、やりたいと思わなければ無理に学ばなくてもいいと思います。
学習はモチベーションがないと続かないので、心に余裕が生まれ、自分の中でのモチベーションができたときに始めても遅くないと思います。
これだけ!日常生活に最低限必要な英語表現3選
とはいえ、日常生活を送るのに最低限必要な表現もあります。
ここでは、2年暮らして感じた、これだけ知っていれば買い物・公園・カフェは大丈夫になる3つの表現をご紹介します。
どの表現も日本にいたときは使ったことがないけど、めちゃめちゃ使う表現ですので、心配な方はこれだけは身に着けてみてください。
買い物で絶対聞かれるけど最初は戸惑う「ジュニベァ?」
Do you need a bag?(袋要りますか?)
です。
私は最初これが聞き取れなくて「こんな簡単な表現すらわからないなんて」と心が折れました。
Yes (要ります)
か
No (要らないです)
で答えればいいです。
「欲しい」と言いたいとき「キャナイゲッ」
Can I get ○○?(○○もらえますか?)
です。
私が未就学児連れで送っていた生活は、この表現でほとんど賄えました。
カフェで注文するときは、
Can I get a regular coffee? (レギュラーコーヒーもらえますか?)
荷物を受け取りたいときは、
Can I get packages? (荷物もらえますか?)
公園で他の子からおもちゃを返してほしい時は、
Can I get that? (それもらえる?)
重要なことは、
a とかtheとか文法とかの細かいことは気にせずはっきりと言うこと
です。
自分の要求が伝わると自信になりますよ。
相手の言ったことが聞き取れなかったとき「ソーリー?」
ネイティブの言っていることは100%聞き取れないので、聞き返し表現は頻出です。
例えばカフェで、Can I get a latte ? (ラテもらえますか?)
と注文すると、店員さんからも何か質問をされることがあります。
そういう時は、
Sorry?(すみません、何ですか?)
で聞き返しましょう。
スタバの場合、ミルクの種類かサイズか呼び出しの名前が聞かれていることがほとんどですが、わからなければ何度も聞き返して大丈夫です。
嫌な顔されたところで一生付き合う相手ではないので、勉強や経験と思って割り切って聞き返してください。
もう少し表現を知りたい方は
駐在帯同英会話BOOKで日常生活で必要な表現をチェック
「駐在妻英会話ビギン」さんの<無料>駐在帯同英会話BOOKには、もっと詳しく日常生活で使う表現が記載されています。
地域によっては生命の維持に必要な食品の購入(肉や魚の注文など)にも英語が必要な場合があります。
また、私には無縁だった現地校への見学申し込みや先生との面談で必要な表現も、現地校に通わせている場合は「生きるのに必要」になります。
このような、最低限の生活に必要な英語表現が網羅されているのがこのBOOKです。
無料で手に入れられるので、ダウンロードしておいて損はないと思います。
||無料ダウンロードはこちら||
発音をそのまま真似できる動画講座でもっと自信をつける
実際に発音を聞きたい
という方は、
もおすすめです。
実際に起こりうるシチュエーションを、日本人講師が英語で表現してくれる動画を見ることができます。
文字だけだと「カタカナ英語になってしまいネイティブに伝わらない」ということがありますが、動画で耳から発音を学び、講師の発音をマネして練習することでより相手に聞き取ってもらいやすくなるはずです。
14日目以降は月額3520円になりますが、
- 家事中に耳から情報を入れたい
- 講師の発音をマネしたい
という方はぜひ取り組んでみてください。
||14日間無料でお試し||
実際に生活してみてどうしても困っているという方は
どうしても、一般的な内容だと学びきれない部分もありますよね。
例えば、
- 先生との面談で、自分の子供の性格や家での様子を正確に伝えたい
- ご近所さんとのトラブルがある
- これってアメリカでは一般的なの?それとも私だけなの?って聞いてみたい
などです。
そういうときは、マンツーマンレッスンがおすすめです。
有料ですが、
実際に現地に住んでいる方から日本語で英語表現や文化の違いを学べるのは貴重です。
また、孤独で辛い場合に、誰かに相談できるという状況があるのはとても心強いと思います。
ここではそんなマンツーマンサービスを2つご紹介します。
日本人講師と自分に本当に必要な英会話を練習
1つ目は、先ほどまで出てきた駐在妻英会話ビギンさんのマンツーマン英会話レッスンです。
駐在妻向け/ママ向け/子供向けで、子供にもレッスンをしてくれます。
海外駐在・生活経験豊富な日本人英会話講師が担当制でレッスンを行い、駐在帯同に必要な英語をそれぞれの受講者にあわせてカスタマイズしてカリキュラムを作成します。
例えばニューヨーク在住だったら、ニューヨークの講師になるので、
実際にニューヨークでの生活を経験したことがある人からレッスンを受ける
こともできます。(受講者の英語レベルや希望時間帯などによって異なる場合があります)
また、マンツーマンレッスンに入会すると、上述の駐在妻英会話オンライン講座を特典として受講することができます。
個人的には、
駐在が決まってから実際に行くまで(プレ駐妻の期間)に英語表現や実際のシチュエーションを学ぶ
ことを目的にすると、より効果的に活用できるサービスだと思います。
無料体験レッスンでも、受講者に合わせたレッスンプランを入念に練ってくれるので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか?
||無料体験レッスンはこちら||
駐妻経験のあるコーチが心に寄り添ってくれる英語コーチングサービス
2つ目は、
駐妻英語コーチングさんです。
こちらも、駐在によくあるシチュエーションの英会話を教えてくれるサービスなのですが、ただ英会話をするだけでなく、
駐妻経験者が駐妻の心に寄り添ってくれる
というのが大きなポイントです。
孤独・キャリアへの不安・子育てなど、駐妻ならではの悩みはたくさんありますが、英会話表現だけでなく、そのような生活の悩みにも共感してもらえるのは、何かと不安な駐在生活にとってありがたいと思います。
英会話についても、英語力の高いコーチとの週1回のセッションがあり、発音の矯正などもしてくれます。
またLINEでサポートしてくれるサービスもあるので、困ったときにすぐ聞けるのが心強いです。
個人的には、駐在前に始めるよりも、
駐在を始めて少し経ったときの不安の解消や英語の上達
を目的にすると、より効果的に活用できそうなサービスだと思います。
||無料カウンセリングはこちら||
まとめ:無理はしない!
英語の習得には時間と労力がかかります。
駐在初期の心の余裕のない頃に無理に勉強を始めると、上達しないことに焦ったり、自己肯定感が下がってしまったりすることもあるかもしれません。
焦らなくても、生活しているうちに今まで知らなかった生活単語や表現、ネイティブの表現を習得できることもあります。
1年以上続くであろう駐在生活の中で、学ぶ余裕が出てくるまではあまり無理をせずに、自分の心の安定を考えましょう。
英語を学ぶことによって心の安定が得られる場合は、ご紹介させていただいたサービスなどで生活に必要な英語表現から学んでいくことがおすすめです。
ストレスフルな駐在生活を穏やかに過ごせますように。
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