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脱ローカルフードで得た心身の平穏【ニューヨーク駐妻体験記】

メンタル
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ご覧いただきありがとうございます。

ニューヨークで駐在妻をしているさしみです。

渡米から1年ほどは毎日憂鬱でしたが、

3年目の現在は、自分らしく楽しめています。

みなさんは毎日、どんな食事をしていますか?

私は渡米当初、食生活の適応に苦労した挙句、

アメリカの食が嫌になった時期がありました。

同じように苦労されている方、いませんか?

そこで私は思い切って、

日本と同じような食生活に変えました。

すると、徐々に、

自分の心と体が回復するのを感じました。

さらに、

無理に適応しなくてもいいんだ、

と思えるようにもなりました。

私の経験をお伝えすることで、

「食生活に馴染めず困っている」

という方のお役に立てれば幸いです。

直面した食の壁

渡米直後、

私は食に関する2つの壁に直面しました。

1つは、

  • 食材の味の違い

もう1つは、

  • 調理済み食品の味の違い

です。

食材の味の違い

渡米してすぐ、近所の現地スーパーで私は、

なす、かぼちゃ、サツマイモを買いました。

日本では当たり前によく使っていたし、

後者2つは子供も食べやすいからです。

でも、日本の味と全然違いました

なすは、皮が硬く、うまみがない。

食感も悪いし、味もしみこまない。

かぼちゃ、サツマイモは、甘みが少なく、

ほくほくとした食感にならない。

今まで使っていた食材を使いこなせず、

何を使って、何を作ればいいんだよ!!

と、非常にストレスを感じました。

調理済み食品の味の違い

またある日、現地スーパーで、

冷凍パスタと、インスタントリゾットを

買いました。

子供の世話をしながら毎食作るのは大変で、

頼れるものには頼りたかったからです。

結論、これらも大はずれでした。

どちらも、食べるに値しない味で、

気分すら悪くなってきたので捨てました。

例えるなら、機内食以下でした。

おかゆの方がまだおいしいくらい。

日本ではコンビニやスーパーでおいしい食が

すぐ手に入ったのに。

自分の昼食すら手抜きできないという事態に

絶望しました。

生きる上で一番重要な食生活にも対応できず

私はニューヨークでやっていけるのか。

不安とストレスで、本当に嫌になりました。

適応するの、もうやめた

このままでは生きていけないと思った私は、

アメリカの食に適応するのを諦めました。

ローカルスーパーの利用は最低限に抑え、

日本食スーパーを多用しました。

そこでの野菜は、日本と同じ味がしたし、

調理済み食品も見慣れたものばかりでした。

全て日本と同じようにはいかないけれど、

使い慣れた食材では献立の作成も捗るし、

調理もしやすいです。

安心の調理済み食材のおかげで手抜きも叶い

心身の負担が減りました。

ありがたいことに、マンハッタンでは、

日本食スーパーが結構身近にありますし、

ネットスーパーWeee!も使えて便利です。

日本での価格と比較すると割高とはいえ、

全体的な物価が高いマンハッタンでは、

私はそこまで気になりません。

むしろ、まずくて捨てるものへの5ドルより

絶対おいしいものに10ドルを払いたい。

そんな風に考えは変わりました。

そうやって、無理をするのをやめることで、

徐々に元気を取り戻すことができました。

自分らしい生活で得た心身の安寧

遺伝子的に考えても、

私には日本食があっているように思います。

例えば、紫外線の強い赤道付近の地域では

肌を保護する働きがあるメラニン色素が多い

暗い肌の人類が生存、発達し、

紫外線の量が少ない北方地域では、

暗い肌の人は生き残れず、明るい肌の人類が

生き延びて、今日にいたります。※1

住む場所により生存に必要な要件は異なり、

その生存場所に最適な遺伝子が残った結果が

自分なのです。

私はきっと祖先から長い間日本で暮らし、

日本の生活に適応した遺伝子な気がします。

(正確にはどうかわかりませんが。)

なので、米や大豆製品などを食べる方が、

小麦やじゃがいも中心の食生活よりも、

体への負荷が少ないように感じます。

要するに、一番言いたいことは、

自分らしく生活すると心身が平穏でいられる

ということです。

少し高くても、家での日本食がおいしい上に

冷食などで手抜きもできるので、

「外食や中食をしたい」という気持ちが、

あまり湧かなくなりました。

結果的に、レストランに行かなくなり、

節約につながっている気すらします。

一口で捨てることもなくなりましたしね。

ニューヨークにいるのに日本食だけ、とか

おしゃれなレストランを全然知らない、とか

思うことも、あるにはあります。

でも3年目になって思うのは、

あの時無理をしなくて良かった

ずっと心身共に健康に過ごせて良かった

ということです。

崩れてしまうと、元に戻すのが大変です。

アメリカの食事でなくても誰も困りません。

しんどければ、思い切ってやめてみるのも

ありだと思います。

まとめ:自分が一番心地よいことを

海外生活では、食だけでなく、

様々なことへの適応が必要です。

適応には、かなりの労力がかかります。

もし、適応過程で、心身が辛いなと思ったら

一度止まってみてもいいのかもしれません。

誰に見せるわけでもない自分の生活、

一番居心地良いスタイルで過ごしてみては

いかがでしょうか?


参考:私がよく使う日本食スーパー

  • サンライズマート(タイムズスクエア)
    • 街中でアクセスが良く、店内も広く、品ぞろえも充実しているので大変お世話になっています。イートインがあるのも魅力です。
  • 片桐(42nd & 59th)
    • 老舗の日本食スーパー。42ndはグランドセントラルから近く、Osakana出店の海鮮丼や権兵衛のおにぎり、ラーメンが買えるのが魅力です。59thは近くにTrader Joe’sもあるのでよく行きます。(Osakanaと権兵衛はありません)
  • Weee!(オンライン)
    • ヘビーユーザーです。重いお米や調味料を配送してくれるので非常に助かっている上に、野菜の鮮度もいいものが多いです。近頃は娘が、ベーカリーのあんぱんにハマっています。
  • ミツワ(ニュージャージー)
    • 遠さを凌駕する魅力。フードコートで山頭火のラーメンを食べ、他であまり見ない生鮮食品やおやつを大量に買って帰ります。

みなさんが心身穏やかに過ごせますように。

※1 参考文献:「おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?」池上彰著 第三章P115-117

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